「不登校回復段階「安定期」その5~「始動期」への入り口

こんにちは!
こころのそえぎです。





「安定期中期」には
子どもが家にいる生活が常態化し、
親も子どもと一緒に過ごす日常に
慣れてきます。


学校以外のことは
普通に話せるし、
動画やTVを見て笑ってる
こともあります。


落ち着きを取り戻し、
元気になった子どもをみると、

親は、
そんなふうに笑っていられるなら
学校に行けるんじゃないか
と思います。

でも、
安定して過ごしているようですが、
何らかの登校刺激があると、
傷が痛んでくるのです


心の傷にうっすらと
薄皮がかぶっている状態と
思ってください。


ある程度エネルギーがたまってくると、
子どものほうから
「(学校に)行ってみようかな」
という言葉が出ることもあります。


そんなときは、
担任の先生と相談して
たまに行く子どもを
受け入れる体制を
とっていただくよう
お願いしなくてはなりません。


先生にお願いしていても、
当日になって、子どもがしんどくて
動けないこともあります。

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<ドタキャンはリハビリのとき>

ドタキャンは、
少し動き始めるとき
よくあることです。


ドタキャンは、
脳内の葛藤状態によるものなので、
子ども本人も、
当日にならないと、
行けるかどうかわからないのです。

「行かなければ」という思考の部分
「行きたくない」と訴える情動の部分

両方がせめぎあった結果、

思考の部分が
情動の部分を抑えられれば、
行けます。

情動の部分が
思考を凌駕すれば、
行けません。


なので、
行けなかったことを責めるより、
行こうと思えたことを
認めてあげてください。


長い間
家の中にひきこもっていた子どもが
動き出すとき、

成長した鳥のひなが
巣立つ練習をしているときと
同じなのです。


エネルギーがたまると、
意欲がわいてきます。

あれほど怖かった
外界への好奇心、あこがれ、
が芽生えてきます。


めざすところへ、
はじめて行くときは、
距離や時間がはかれないので、
飛び立ったはいいけれど、
そこまで行きつく前に息切れして、
戻ってくることもあります。


戻ってきたら、
行けなかったことを責めるより
行こうと思ったこと
行こうと努力したことを
認めてあげてください。


その努力を認められて
励ましてもらうと、
またチャレンジできるのです。


(ただし、子どもが
自分の意志で行動した時です。
周囲の期待に
応えようとしてるときは、
逆にしんどくなります。)


ドタキャンを何度かくりかえすうちに、
自分のペースがわかってきたり、
飛距離が伸びてきて、
力がついてきます。
そして、ある日ほんとうに
飛び立っていけるのです。
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それは、大抵
親が予期しないとき
だったりします。


<行動や意識レベルでは
 わからない心の中>

学校以外のところ、
本人が行きたいところへは
行けるので、
わがままと捉えられがちですが、


かつて、身体症状がでるまでに
つらい思いをした場所(学校)は、
回避するのが
生き物の自然な行動と思います。


心の回復は、
目に見えないので、
親は子どもが少し動き出す
兆しをみせると
期待の風船が膨らんできます。


そうして
ドタキャンがあると、
膨らんだ風船が
しゅうっと音を立てて
しぼんでしまいます。(笑)


その気持ちはいたいほど
分かりますが、
子どもの動向に
親が一喜一憂してるあいだは、
子どもはしっかりエネルギーが
溜まっていないとも言えます。



子どものドタキャンも
ひとつの成長の過程ととらえ、
つぎはどうするかな?

少し距離をおいて
見守ってあげてください。


そんなふうに
子どもを客観的に見守るには、
親御さんが、苦しい心の内を
だれかに聞いてもらって
はじめてできるのだと思います。


なので
安心して話せる親の会や
信頼できるカウンセラーに
聴いてもらってくださいね。



どうぞ、
こころのそえぎにも
お越しください。



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