2回目の不登校(C子さんの場合)・・・高校でのつまずき

こんにちは。
こころのそえぎ(福本早穂)です。

今日は、高卒資格認定(高認)を
取得したC子さんの話をします。


<楽しかった小学生時代>

C子さんは、小学生の時、
勉強もスポーツも好きな
明るく活発な女の子でした。

友だちも多く、
学校が楽しいと感じていました。


C子さんの地域は、
少子化が進んでいたので、
クラスの人数が少なく、
先生もフレンドリーで、
みんなが大家族のように
仲が良かったと言います。
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<中学入学後のショック>

ところが
中学は、打って変わって
1学年が8クラスもある
大規模校になりました。


ほかの小学校から来た
生徒が大多数の中で、
C子さんと仲の良かった子は、
同じクラスに一人もいませんでした。


急な環境の変化でしたが、
それでも
C子さんは新しい友だちもできて、
大人数のクラスに慣れて行きました。



新学期が始まってまもなく、
大きい小学校から来た
リーダー格の女の子を中心とするグループが
できていました。


クラスの取り決め事などが、
そのグループの発言によって決まっていきます。


C子さんは、自分の考えはしっかり
持っている子どもでしたが、
人に押し付けたり、
強弁する性格ではなかったので、

クラスでは
目立たないおとなしい子と
思われていました。


<いじめから不登校に>

体育の時間のことです。
その日は、クラス全体でドッチボールを
することになりました。


C子さんの得意な球技だったので、
チームの子がだんだん減っていくなかで、、
C子さんだけが残っていました。


相手チームには、
リーダー格の女の子と
もう一人が残っていました。


そして
残っていた相手チームの二人とも、
C子さんのボールを受け止められなくて、
相手チームが負けてしまいました。


そのことがあってから、
リーダー格の女の子とグループの子たちの
C子さんへのいじめが始まったのです。



ある日のこと、
上靴に履き替えようとした
C子さんは、靴箱の中に上靴がないことに気づきました。
昨日下校するときは、
確かに入れておいたのです。


友だち二人も
一緒に探してくれました。
「あった!あった!」と友だちがびしょぬれになった
上靴をもって現れました。
「水を入れたバケツの中に突っ込んであったよ」
「ひどい・・・」


それが、いじめの始まりでした。


班で行動するとき、
C子さんだけ、なにをするのか
知らされていなくて、まごついていたら、
先生に叱られたこともありました。


毎日、今日はどんないやがらせをされるだろう
と思うと、気が重くなっていくのでした。


でも、C子さんはお母さんにいじめのことを
話しませんでした。


お母さんを心配させたくないという思いもありましたが、
先生に知れて、いじめグループの子どもたちに
先生からなにか言われると、
あとでどんな報復が待っているか
分からないと思うからです。


自分自身をいじめられっ子と
認めるのもいやでした。



やがて
C子さんは、朝起きられなくなり、
事情を知らないお母さんから
何度も怒られて
登校することが続きました。


そして、ある日、
身体が動かなくなってしまったのです。


お母さんが、いじめの事情を知ることとなり、
学校に相談に行きましたが、
事態は好転しませんでした。


結局、C子さんは中3になるまで、
ほとんど学校に行くことが
できませんでした。


<スクールカウンセラーとの出会い>

でも、C子さんは
元来人懐こい子どもで、
おしゃべりするのは好きだったのです。


やさしいお姉さんのような
スクールカウンセラーと出会い、
学校のことは関係なく、
好きなことをおしゃべりする時間が
楽しかったと言います。


「安定期」を家でゆっくり過ごしたC子さんは、
中3になって高校に行きたいと思い、
小学校のときから仲のよかった友だちが行っている
塾に通うようになりました。


それでも、しんどくなるときは休んだり、
塾に行っても、勉強はそこそこにして、
先生とおしゃべりして帰る日もありました。


体調のよいときは
学校も行くようになっていましたが、
いじめの場面がフラッシュバックして
しんどくなると
しばらく休まなければなりませんでした。


進路決定の時期が来ても、
学校見学に行くほどには
エネルギーがたまっていなかったので、
どんな高校があるかも知らないまま
塾の先生から勧められた
私学の全日制高校を
受験することにしました。


さいわい、入試に合格し、
C子さんは、少し不安はありましたが、
その高校に通うことになりました。






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